Wednesday, June 8, 2011

森山開次さん








NHK「からだであそぼ」
「情熱大陸」などに出演して、人気のコンテンポラリーダンサー
森山開次さんが、9月の公演のためのリハーサルで、今アデレードに
滞在中です。

http://www.kaijimoriyama.com/cgi-bin/message/topics.cgi


6月7日(火)に、プレスの方から電話があり、彼のインタビューをするので、
通訳をしてもらえないだろうかと頼まれました。

そこで、J-TalkのティーメートのKちゃんと一緒に、振付師のリー=ウォーレン氏
のスタジオへ行って、そこで、初めて森山さんにお会いしました。

恥ずかしながら、森山さんのことを何も知らなかったので、インターネットで
にわか調べをして行きました。

金髪のロングヘアーで、奇抜な感じの方?
ユーチューブで踊りも見ましたが、でも実際はいったいどんな方なんだろう?


そう思いながら、ちょうど練習が終わったところへ行って、紹介していただき、お話を
始めたら、とっても物静かで優しい方だったので、安心(笑)

最初は、森山さんの方が、おそるおそる私たちの顔を見て、私がそれを察して
「日本人です。。。」って笑ったら、
安心したように、「へ~、お二人とも、日本人には見えませんでした。。。」と言って
にっこり(^ー^)

私の名前が<京子>で、昨年亡くなられたお母様の名前と漢字も同じということで
親しみを持ってくださったようでした。

芸術評論家のピーターさんのインタビューが終わって、そのあと夕方からあったAJA-SAの
会話クラブにお誘いしたら、気軽に、「じゃあ行きます」とおっしゃって、一緒に会場の
カフェアモーレへ。


カフェアモーレで、その日のスペシャルのパスタを注文して、一緒に食べながら、
他のAJAの会員の人たちと一緒におしゃべり。

そのあと、森山さんを紹介したら、会場に集まっていた日本の若い人たちは、
森山さんが本当の森山さんだと知って、それぞれに寄ってきて、サインをもらったり、
写真を撮ったりして、キャーキャーと興奮ぎみ。


開次さん、とっても素敵な人なの。物静かでしなやかで、優しい方。

かっこつけずに、素直な方。本当にお会いできて、良かった。

本当に、今日は意外な展開でした。

あんなに有名な方とは知らなかったので、AJAでもみんなに囲まれて
サインを頼まれたり写真をリクエストされたりしている森山さんを見て、
びっくりしちゃいました。

集まった人達から、「京子さん、森山さんを連れてきてくれてありがとう!」
ってお礼まで言われちゃって(笑)


いつどこで何があるかわからないもんですね、と森山さんと笑いました。

Oz Asia Festival http://www.adelaidefestivalcentre.com.au/ozasia/
のことを知らなかった若い人たちが、9月の公演を
ぜひ見に行きますって人が多かった。


明日のJ-Talkに、このとっても素敵な森山開次さんが生で出演してくださいます

どうぞ、聴いてください!

アデレードのラジオを聴けるかた
101.5 FM Radio Adelaide

ラジオの入りが悪い方、または日本からはインターネットでどうぞ!
http://jtalk.de.gozaima.su/index.jp.html

上のHPを開いて、<聴いてみる>をクリックすると、
ラジオ局のストリーマーが出てきます。
J-Talkは、午後9時から10時(日本では午後8時半から9時半)
ですので、その少し前に合わせておくことをお勧めします。

Wednesday, June 1, 2011

似た者カップル

私のパートナーのスチュアートは、おしゃれにはとんと無関心。

彼の洋服ラックにかけてあるシャツは、ほとんどがチェックのネルシャツ。

夏も冬も一年中チェックのネルシャツで通す彼。

そんな彼と一緒に暮らし始めて、丸7年以上。

私も昔からチェックの模様は好きで、何枚かチェック模様のシャツを持っていたけど、

今日、近くのオプショップ(教会とかがやっている中古の古着屋)で

なんと3枚もチェックのシャツを買ってきてしまいました。

一着1ドルだから、全部で3ドル。

それらを着てみて、やっぱり気分が落ち着く私(笑)

やっぱり似た者同士なんだなあ。。。って思って笑えます。

誰かが着古したものだから、体になじんでしっくりくるし、チェックの柄が

私のおさげに良く合う(と自分でにんまり<笑>)

完璧な田舎の少女・・・っていう年じゃあもちろんないけど、これが一番落ち着くのです(n_n)


PS.もう一枚白い綿のセーターを買った。小さいお花がちりばめてあって、かわいいの。
こちらは、1ドル50セント。これも、着ると落ち着くし、幸せな気持ちになります。


津波やまたは他の災害のことを考えると、おしゃれなんて。。。って思ってしまう私です。



落ち着いて、気持ちよく着れれば、人がなんと言おうと、別にいいじゃん。。。
って思ってしまいます。


人間にとって、大切なことってなんなんだろう?。。。。と、今回の津波のあと、いろいろと
考えている私です。



ちなみに、6月26日(日)アデレードの日本人コミュニティーで、大ガレージーセールをします。
詳しくは、AJA-SAウェブサイト
http://www.ajaofsa.asn.au/index.htm



津波で流されてしまったことを考えたら、今、家にある物って、本当に大切なんだろうか、、、
って、とまた考えてしまう私です。




Tuesday, May 31, 2011

6月、気持ちも新たに

今年もあっという間に、6月。半年目に突入!

津波騒ぎで、なんだかんだと忙しく、かつせわしく、かつ落ち着かない生活をしていたけど、

今月末に、ようやくふるさと三陸町へ3週間だけ帰ることが決まりました。

ということで、気持ちも新たに、ブログもまた始めようと思います。

・・・・・・・・・*・・・・・・・*・・・・・・・*

三陸へは、今回は私一人で行きます。


本当は、パートナーも行きたいって思っているんだけど、状況が状況でもあり、日本語のわからない彼が行って、迷惑に ならないように、私だけで行くことにして、彼が行く分の旅費は、家族にあげてこようとということにしていて、彼に感謝(vv)!


それにしても、日の経つのは本当に早い。

オーストラリアは、というか、私の住んでいる南オーストラリア州は、6月からが
暦の上での冬の始まり。

そのせいか、今朝の最低気温はなんと4度!とっても寒かったです><;


でも、寒さを感じる度に、去年行ったときの三陸の寒さを思い出し、津波のあと
停電していたとき、ふるさとの家族やみんなは、どれほど寒い思いをしたことだろう、、、
って思うと、また涙が出てしまう。。。。



3月から始めた老人福祉施設でのケアワーカーの仕事。
今朝も5時に起きて、6時半に家を出たので、まだ薄暗いから、よけいに寒くて、
車のガラスもすっかり霜で覆われていました。


この老人施設での仕事は、津波の起きる10日ほど前に始めました。


今は、かなり慣れて、あまり緊張せずに出かけられるようになりましたが。。。

まだ慣れていないときは、何をしていいかわからない上に、
一番忙しい時間なので、皆の迷惑にならないようにって思うと、自分であせってしまっていました。


でも、今は何をしていいのかだいたいわかるし、お世話もどこに時間をかけて、どこに
手を抜くか(言い方は悪いけど)要領がわかってきたから、何か指示されてもうまく動く
ことができるようになりました。

津波が起きてすぐに、家族の安否が何もわからないどうしようもない状況のとき、
このケアワーカーの仕事のおかげで、とっても助かりました。

お年寄り達や他のケアワーカーの人たちが、毎日心配してくれて、声をかけてくれたり、
お世話をしていると、何もかも忘れて仕事に集中できたので、精神的に助かりました。


今働いているのはちなみにACHグループという老人介護施設です。
http://www.ach.org.au


実家の母親も、かなり認知症が進んでいるような感じです。

今、私はこちらのホステルと認知症のユニットで働かせてもらっています。
認知症の人たちは、毎日様子が違って、本当に同じっていうときがありません。

でも、私は、認知症の人たちのお世話が大好きです。

帰ったら、母親に会えるのがとっても楽しみ(nn)!








Wednesday, January 5, 2011

二年越しのアプリコット







左:去年の暮れ、お友達が来た時
上中央と右:今日私一人で採ったアプリコットと、木からもぎ取って食べている時の写真
うちの庭にある大きなアプリコットの木。



例年だと、12月の初めから中旬にかけて収穫し、クリスマスまでにはほとんどなくなってしまうんだけど、今年は、熟すのがとっても遅くて、3週間くらいは遅い出来。



ということで、とっても長い期間、味わうことができた。




お友達が何人か来て、アプリコットを採って行ったけど、なんでも新鮮なのは美味しいもの。




特にアプリコットは、木からもぎとって食べるのがものすごく美味しい。



私とスチュアートは、ちょっと青いところが残ったアプリコットのまだすっぱさがちょっと残る感じのが好き。そういうのが、まだ採れているから、本当に今年は長く味わっている。



最近になって、かなり鳥が食べたりつついたりして、自然に地面に落ちる数が多くなったので、今日はアプリコットの木の大掃除。



今日は、朝から外に出て、落ちている実を拾ったり、木から採ったりして、だいたい採りつくした。


あとは、鳥さんたちに残してあげよう。



さて、4時ごろから夜にかけて、キッチンに立ちっぱなしで、アプリコットシチューなるものを作った。



シチューと言っても、お肉とか野菜とかの入ったものではなくて、アプリコットに砂糖を入れて、とろとろに煮詰めたもの、アプリコットソース。




甘酸っぱくて、本当に美味しい(nn)!




冷凍しておけるくらいたくさん出来たけど、冷凍庫にも場所がないので、お隣や近所の人におすそ分けした。





ヨーグルトにかけて食べるのも好きだけど、そのまま食べてももちろん美味しい(^ン^)


























Monday, January 3, 2011

明けましておめでとうございま~す(nn)!

このブログを開いてくださった方へ







明けましておめでとうございま~す
(^ー^)



皆様にとりまして、今年も健康で楽しい 一年になりますようにお祈りしております。




さて、この写真は、日の出ではなく、夕日です。

この日の日没時間は8時33分。


アデレードは、西に海があるので、お天気がよければ、毎日でもこんなに美しい夕日が水変遷に沈むのを見ることができます。


私の大晦日の恒例行事は、近くの海に行って、その年最後の夕日に手を合わせて、一年のお礼をして、来年のみんなの健康と幸せを祈ること。



日本では初日の出にこだわっていましたが、大晦日はたいてい夜中まで起きていて、次の朝起きるのは大変。

それに、アデレードの朝日は、山から出てくると、すぐに明るくなってしまうので、西に海のあるアデレードでは、やっぱりゆっくりと静かに沈んで行く夕日の方が好きなんです。


そんなアデレードは、この前の大晦日はなんと最高気温が37度くらい。

予報では、43度まで上がるって言ってたんですが、その前にチェインジと言われる気圧の変化が来て、40度にはなりませんでした。それでも、昼はものすごく暑くて、でも夜になったら、17度くらいと、すごい気温の差。


この夕日はサマートンビーチからの夕日。ビーチでは泳いでいる人もいました。


夜中は、近くのグレネルグビーチへ行って、お友達と一緒に、砂浜でカウントダウンとともに始まる花火を見ながら、新年を迎えました。砂はちょっとひんやりとしていましたが、気持ち良かったです。

そんな砂浜に座って見る花火も、なかなかオツなものですよ。

ということで、今年も、お互いに、健康で元気に楽しく過ごせればいいですね(^_^)!




Saturday, November 27, 2010

偶然の出来事

たま~にあることなんだけど・・・・

『あれ、これってただの偶然???』って思うような出来事がある。


今日の偶然は・・・


私は、時々、何か英語の単語やフレーズで、面白いな。。。とか、こういう言い方があるんだ。。。って思ったものを書いて、ポストイットって呼ばれるメモの紙に書いて、壁に貼っている。

それは、それらを覚えたいから、書いておいて、ときどき見て思い出しながら少しずつ覚えようという目的。


そしたら、先週、壁にいくつか貼ってあるうちの1枚が、ポロっと下に落ちた。
それには、<serendipitious 偶然の、思いもかけない (5/27/2010)>って書いてあった。

『ああ、そうだ。。。こんな言葉もあったなあ。。』っと思って、そのまま、それは私のパソコンの目の前にただ置いていた。


そして、先週の日曜日に、南オーストラリア豪日協会(AJA-SA)主催でガレージセールをしたんだけど、
それに出店するために、いろいろと物を整理していた。

その時、ある、大きな筒状にまるめてあったポスターがあった。開いてみると、それは、メグ=ライアンとニコラス=ケイジ主演の映画「City of Angeles」のポスターだった。

10年以上前に、まだ一人暮らしをしていたときに、前そこに住んでいた人が、壁に貼ったままおいていったもので、なんとなく好きで、自分もしばらくは壁に貼ってあったんだけど、引越しを繰り返しながらも、そのままとっておいたものだった。

見つけたときに、『ああ、まだあったんだ。。。』くらいにしか思っていなかった。


そしたら、夕べ、キッチンで洗い物をしていたら、テレビで何か映画が始まったのがわかって、その時は、なんの映画かはわからなかったんだけど、リビングに行って見始めたら、どこかで見たような映画。。。

『あ、これってもしかして。。。』って見ていたら、この映画のとっても印象的なシーン、ビーチに黒いコートを着たエンジェル達(?)が夕陽を眺めながら、音楽を聴いているシーンが出てきて、「City of Angels」だってわかった。


『あら、先週のあのポスターは偶然なのかしら・・・?』と思いながら、私の好きなメグ=ライアンが登場したので、ひきつけられるように、見始めた。前に見たことはあるんだけど、詳しい内容はほとんど忘れていたから、新鮮な気持ちで見始めた。


そして、今度は、またまた偶然な出来事が。。。。

なんと、この映画の中で、病院に入院していたミスター・メッセンジャーという役の人が、そこで使った言葉。

それが、<Serendipitious> なの。

彼は、映画の中で、「なんてSerendipitious!なんだろう!Serendipitious!わかるかい、この言葉?辞書で調べてごらん!」とかなんとか言いながら、喜んでいたシーン(この部分は映画を見ないと意味がわからないと思うけど・・・)


といことで、私だって、彼と同じ気持ちだった(笑)



さて、まとめると・・・

Serendipitious の単語メモが壁から落っこちて、私に、何かメッセージをくれたこと
City of Angels のポスターが出てきたこと
City of Angels の映画がテレビで放映されて、それを見たこと
Serendipitious の言葉が使われたこと



そのどれも、私が別にそれをしようとした訳じゃないんだけど、、、

偶然にも、繋がったような気がする。

これが、<Serendipity 偶然>


本当に、面白いなあ。。。(nn)





Friday, November 26, 2010

結婚と期待

曽野綾子さんの本『「いい人」をやめると楽になる』<敬友録>より



p149

普通、結婚の時には、人は何とかして体裁を作ろうとする。まずは見合いの日には、娘たちはせいいっぱいきれいに見せようとする。身上書には、家族のすべてが健康でいい学校を出て、社会でもしっかり働いているということを書く。

しかし私はそうではなかった。三浦朱門が私と結婚してもいいと言った時、私は自分と自分の家庭の悪いところをまず並べ立てたのであった。

<中略>

私の家は、父母が不仲だったから、家の中は冷たいものであった。家庭の団欒などという言葉は娘時代の私には縁がなかった。いかにも穏やかに見える瞬間はあったが、それも気まぐれな父の気分一つでいつ変わるかわからない、という恐怖に私は絶えず脅えていた。

じつは私はそういう火宅のような家そのものを恥じていたのではないような気がする。しかし結婚する相手が、妻には当然のように、温かい優しい家庭に育った娘を期待しーーーということは、すんなりと育ってひねくれていない性格を求めているとしたら、私はその期待に反していた。だから正確にそのことを告げて、相手がそれでもいいかどうかを考えてもらわなければならない。

そういう意味では、私は正直であった、と言っていいだろうか。いや、それは少し褒めすぎのような気がする。私はつまり、後からクレームがつけられるのが怖かったのである。骨董屋に行くと十数枚揃いの小皿などに「少々キズあり」などと書かれた札がつけてあることがあるが、私はああいう小心な心の持ちようが好きであった。
「悲しくて明るい場所」